海外での安全対策には、事前準備や現地での行動、緊急時の対応まで幅広い心構えが必要です。特に、文化や治安が日本とは異なる場合、慎重な姿勢が重要です。以下に、安全対策の具体的な心構えを挙げますので参考にしてみてください。
自分と家族の安全は自分たち全員で守る
日本は他の国と比べると治安が良いと言われていますが、海外では国や地域によっては治安が悪く、外国人が犯罪のターゲットになる場合もあります。そのような状況の中では、まず第一に「自分と家族の安全は自分たちで守る」という強い心構えが大切になります。
予防が一番の危機管理になる
事件や事故、災害などに巻き込まれないためには、何よりも予防が最も大切な危機管理であることを認識しましょう。
住居や会社のセキュリティサービスは適当であるか、毎日の移動手段に危険は潜んでいないか、常にチェックし、予防対策を怠らないことが大切です
安全のための三原則の順守
安全のための三原則とは「目立たない」「行動を予知されない」「用心を怠らない」 を指します。
実は、この三原則を守って生活することはそう簡単なことではありません。
日本での行動形態や生活様式をそのまま海外に持ち込むと、 本人が気づかずとも目立ってしまうということがあります。「日本人は見ればすぐわかる」と言われるのもその所以です。
1、目立たないために
必要以上に華美な服装やブランド品を身につける、現地ではあまり見かけない ような高級な車に乗る、公共の場で大きな声で日本語で話す、滞在先の政治、宗教、文化、習慣、生活環境などを批判することは目立つばかりでなく、反感をかって攻撃される原因にもなるので、絶対にやめましょう。
2、行動を予知されないために
行動のパターン化(通勤、通学、買物、娯楽、外食の際の移動ルートや時間などの固定化)は犯罪者やテロリストなどに攻撃計画を立てやすくしますので、移動の際のルートや時間を含めて不規則を意識し、予測されにくくしましょう。
3、用心を怠らない
赴任当初は安全に気を配っていても、現地での生活に慣れてくると、警戒心が薄れて被害に遭うことがあります。
安全面に関しては、常に気を引き締めて生活することが大切です。
現地社会に溶け込もう
隣人や現地コミュニティ、在留邦人などと良好な関係を築き上げるように努めましょう。
ネットワーク作りができていれば、いざという時に助けも得られますし、自然と様々な最新情報が入ってきます。
現地コミュニティや隣人などの「口コミ」情報には、現地の動向を知るヒントが多く含まれている可能性がありますので、積極的に交流をするようにしましょう。
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