海外赴任あるある!仕事編 – 駐在員が直面するリアルな職場事情

海外に着いたら

海外赴任は貴重な経験ですが、実際に働いてみると「思っていたのと違う!」と驚くことも多いもの。今回は、海外赴任者が直面しがちな「仕事のあるある」をご紹介します。

1. 言葉の壁に苦戦!「英語ができる=仕事ができる」じゃない現実

赴任前、「英語ができれば何とかなるでしょ」と思っていたのに、いざ現地に行くと全然通じない!?
特に東南アジアや南米では、ローカルスタッフの英語の訛りが強く、聞き取るだけでも一苦労。さらに、英語が共通語とはいえ、細かいニュアンスを伝えるのが難しく、「Yes」が必ずしも「理解しました」の意味ではないことも…。

あるあるエピソード

ある駐在員が「明日までにこの資料を仕上げてくれる?」と現地スタッフに聞くと、「Yes!」と元気よく返事。しかし翌日、「できてる?」と確認すると、「Oh, not yet.」とあっさり返される…。どうやら「Yes」は「あなたの言ったことは聞こえたよ」くらいの意味だったらしい。

2. 「日本流」が通じない!現地の働き方とのギャップ

日本のビジネス習慣をそのまま持ち込もうとすると、現地では全く通用しないことも。「報連相(報告・連絡・相談)」が重要と思っていたら、現地では「報告? 必要なら言うよ」くらいの感覚だったりする。さらに、定時や納期に対する意識も国によって異なり、「〇日までに仕上げて」と伝えても、期日が近づくまで手を付けないことも。

あるあるエピソード

ある日、クライアントへのプレゼン資料を作るため、現地スタッフにデザインを依頼。「来週の火曜日までにお願いします」と伝えたところ、前日の月曜日になっても手つかず…。
慌てて確認すると「え?火曜日まででしょ?明日の朝やるつもりだったよ!」とケロッとした顔。日本の「余裕を持って準備する」文化は通じなかった。

3. 「頼れるのは自分だけ?」孤独な戦いの日々

日本にいると当たり前にあった「相談できる上司や同僚」が、赴任先ではすぐそばにいない。しかも、本社とのやりとりは時差の関係でスムーズにいかないことが多く、「本当にこれでいいのかな?」と不安を抱えながら進める場面も。結果、「考えるより動く」スタイルが身につき、駐在員はたくましくなっていく。

あるあるエピソード

ある駐在員が本社に確認を取ろうとメールを送るも、返信が来たのは3日後。その間にローカルスタッフから「もう決めないと間に合わない」と迫られ、最終的に自分で判断。結果的に問題なかったものの、「これって本当に駐在員の判断でいいのか?」とモヤモヤ…。

4. 現地スタッフとの人間関係 – フレンドリーだけど距離感が難しい

海外では「上司=偉い人」ではなく「フレンドリーなチームメンバー」という文化の国も多い。現地スタッフと仲良くなりやすい一方で、「仕事の上下関係」を意識してもらえないことも。指示を出しても、「友達感覚」で軽く受け取られてしまい、締まりのないチームになってしまうこともある。

あるあるエピソード

ある駐在員が現地スタッフとランチや飲み会に行き、打ち解けたつもりだったが、その後、締め切りを守らなくなり、仕事がだらけるように。注意すると「昨日はあんなに楽しく飲んだのに、なんで厳しく言うの?」と不満そうな顔…。オンとオフの切り替えが、日本とは違うことを実感。

5. 「出張者対応はもう勘弁!」突発的な業務の増加

海外駐在員の重要な仕事の一つが、日本からの出張者対応。現地の案内、ホテルの手配、アテンド、時には観光ガイドまで…。本来の仕事とは関係ない業務がどんどん増え、肝心の自分の仕事が後回しになることも。

あるあるエピソード

ある駐在員が月末の締め作業で忙しい中、本社から「今週、出張者が行くからよろしく!」と突然の連絡。急いでスケジュールを調整し、案内役を務めるも、出張者はのんびり「タイの屋台グルメを楽しみたい」とリクエスト。心の中で「いや、こっちは仕事あるんだけど…」と叫びつつ、結局丸一日付き合うことに。

6. 日本とのオンラインミーティングの時間が、早朝や夜が当たり前

時差のある国に赴任すると、避けられないのが「日本時間に合わせたオンライン会議」。朝早くから夜遅くまで、スケジュールが日本基準で組まれることが多く、「現地時間の昼間が暇で、夜が仕事」という生活リズムになることも。

あるあるエピソード

南アジアに赴任した駐在員が、日本との定例会議のために毎朝7時に出社。そのうえ、夕方にはアメリカとの会議があり、結局21時まで拘束されることに。現地時間の昼間は仕事が落ち着いているのに、朝と夜にがっつり働くという不思議なワークスタイルに。


まとめ

海外赴任は、日本では経験できない貴重な体験ができる一方で、言葉の壁や文化の違い、本社との連携など、苦労することもたくさん。こうした「あるある」を知っておくことで、少しでも赴任生活がスムーズに進むかもしれません。

あなたの海外赴任の「あるある」も、ぜひコメントで教えてください!

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