海外の通勤ラッシュ、どれくらい大変?
海外での駐在生活はワクワクしますが、通勤ラッシュの洗礼を受けると現地のリアルな生活が実感できるもの。国によって混雑度やマナー、時間帯が異なり、日本とは違った工夫が必要です。
本記事では、駐在員が電車通勤する可能性が高い主要都市のラッシュ事情を詳しく解説し、対策方法も紹介します。
1. ニューヨーク(アメリカ):地下鉄の混雑と遅延事情
- 混雑度:★★★★☆(朝8:00~9:30がピーク)
- 特徴:車両の遅延が頻発、満員時は押し込まれる
- 対策:
- GoogleマップやMTAの公式アプリで運行状況を確認
- 駅の端の車両は比較的空いている
- シェアライド(Uber Poolなど)を活用
2. ロンドン(イギリス):通勤ラッシュの「チューブ」事情
- 混雑度:★★★★★(7:30~9:00、17:00~18:30が最悪)
- 特徴:狭い車両&古いシステムで混雑、遅延や故障も多い
- 対策:
- 地下鉄よりバスや自転車を活用(バス専用レーンが充実)
- ピーク時を避けてフレックスタイム勤務を検討
- Oysterカードの自動チャージで改札通過をスムーズに
3. シンガポール:清潔だけど超満員?MRTの通勤事情
- 混雑度:★★★★☆(7:30~9:00がピーク)
- 特徴:MRTは時間通りだが、乗降がスムーズでない
- 対策:
- 早朝出勤&カフェやジムで時間調整
- Grab(シンガポール版Uber)のカープールを利用
- 地下鉄駅周辺の住居を選ぶ(徒歩通勤がベスト)
4. 香港:超高速&超混雑のMTR
- 混雑度:★★★★★(8:00~9:30、18:00~19:30がピーク)
- 特徴:電車は頻繁に来るが、とにかく乗客が多い
- 対策:
- 早朝シフトでピークを回避
- 乗車位置を工夫(車両の端が比較的空いている)
- スマホ決済「Octopusカード」で改札をスムーズに
5. パリ(フランス):メトロのストライキと混雑対策
- 混雑度:★★★☆☆(ストライキ次第で地獄)
- 特徴:ストライキが頻発、治安の悪い駅が多い
- 対策:
- 通勤方法を複数持つ(電動キックボードや自転車)
- 治安の悪いエリアは避ける
- ストライキ情報を事前チェック(公式アプリあり)
6. 上海(中国):驚異の乗客数!世界最大級の地下鉄事情
- 混雑度:★★★★★(7:30~9:30、17:30~19:30)
- 特徴:世界最大級の地下鉄ネットワーク、車内はぎゅうぎゅう
- 対策:
- 駅の出口が多いので、目的地に近い出口を事前に調べる
- WeChat Payでスムーズに乗車
- 自転車シェア「Mobike」で駅間移動を工夫
7. バンコク(タイ):BTSとMRTの混雑&渋滞問題
- 混雑度:★★★★★(7:00~9:00、17:00~19:30がピーク)
- 特徴:
- BTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)は時間通りだが、乗客が多く超満員
- 交通渋滞が世界的に有名で、タクシーやバイクタクシーも大渋滞に巻き込まれる
- BTSのエスカレーターや改札で行列ができることも
- 対策:
- ピーク時間を避ける:フレックスタイム勤務を交渉
- ラビットカード(ICカード)を利用:切符購入の列を回避
- ボートやバイクタクシーを活用:運河ボートや「モタサイ」(バイクタクシー)で混雑を回避
まとめ:海外駐在の通勤ラッシュ対策3選
- ピークを避ける:フレックスタイムや早朝出勤を活用
- 交通手段を分散:地下鉄+バス、シェアライド、徒歩など複数手段を検討
- 現地アプリを駆使:各国の交通アプリで混雑状況を把握
海外駐在員にとって、通勤ラッシュは避けられないものですが、事前に情報を知っていれば快適に通勤できます。ぜひ現地の通勤事情をチェックして、ストレスフリーな通勤ライフを送りましょう!
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