海外赴任が決まったら、現在ご利用中の日本の銀行口座に関してもチェックが必要です。
実は、20年ほど前は、海外赴任などで日本の非居住者(1年以上海外に赴任)となる場合、口座の解約を原則としている銀行が多く見られました。
最近では、条件つきではありますが、ほとんどの銀行で、開設済みの口座を維持できるようになっています。
以下に、それぞれの日本の主要銀行がどのような条件で口座の維持を認めているかをまとめました。
各銀行の海外転出後の口座の維持について
(2025年1月現在)
三菱UFJ銀行
維持の可否:◯
継続の条件:300円/月の手数料を支払えば、「グローバルダイレクト」の利用ができる
三井住友銀行
維持の可否: ◯
継続の条件:220円/月の手数料を支払えば、「ダイレクト・グローバルサービス」が利用できる
みずほ銀行
維持の可否: ◯
継続の条件:「みずほダイレクト」を契約すれば、海外赴任者向け日本国内送金サービスが利用できる
りそな銀行
維持の可否:◯
継続の条件:「非居住者円預金」あり。普通預金は条件つきだが、利用できる
ゆうちょ銀行
維持の可否:△
継続の条件:原則的には解約が必要。目的によっては手続きをして利用可能
楽天銀行
維持の可否:△
継続の条件:海外滞在が1年未満は手続き不要。1年以上5年未満は手続きをすれば維持できる。5年以上は解約する必要がある。
プレスティアSMBC信託銀行
維持の可否:◯
継続の条件:日本出国までに手続きを済ませればそのまま口座を利用できる
SBI新生銀行
維持の可否:×
継続の条件:原則解約する必要がある
ソニー銀行
維持の可否:◯
継続の条件:すでに開設してある場合は、海外赴任中でも利用可能。ただし手続きが必要。
利用の可否や条件に関する詳細は、各銀行の利用規約を確認する必要があります。
国外に出ても口座を安心に利用するために、出国前に必ず確認をし、所定の手続きを済ませるようにしましょう。
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